日本に生まれる

どこに、どんな家庭に生まれるか

「日本に生まれる」では、人生の最初に、出生地・生まれる世代・性別・実家の経済状況・ひとり親かどうか・きょうだい・親の学歴が決まります。本人には選べないこの条件が、進学や仕事、寿命にまで影響します。ここでは、それぞれがどんな割合で決まるのかを説明します。

都道府県と世代は「人数」に比例して決まる

出生地は、総務省「人口推計」(令和6年10月1日現在)の都道府県別人口に比例して選びます。東京都に生まれる確率は約11%、鳥取県は約0.4%です。生まれる世代も、世代ごとの人数に応じて選びます(画面上部で世代を指定することもできます)。性別は男性51.3%、女性48.7%です。

都道府県は、その後の人生にも関わります。賃金の水準(令和7年賃金構造基本統計調査の都道府県別の賃金。全国を100として東京都123、青森県77など)、大学進学率(学校基本統計)、東京の大学へ進む人の割合、地価の伸び、土地を持つ世帯の割合が、都道府県ごとに違います。

実家の経済状況は、全国を10等分した位置で表す

実家の経済状況は、全国の子どもを世帯の所得で10等分したときの位置(十分位)で表します。全国で見ると、どの位置に生まれる確率も約10%ずつです。ただし所得水準の高い都道府県ほど上の位置に生まれやすく、東京都に生まれた人の平均は真ん中より上(10段階で約6.9)、青森県では下(約4.6)になります。この傾きの強さは仮定です。

相対的貧困の家庭に生まれる割合

厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2024年の子どもの貧困率(17歳以下)は11.0%でした。貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は138万円です。ゲームでは、世代ごとに子ども時代にあたる調査年の子どもの貧困率を平均し、その割合で「相対的貧困」の家庭に生まれるようにしています。

調査年子ども大人が一人の世帯大人が二人以上の世帯
1985年10.9%54.5%9.6%
1997年13.4%63.1%10.8%
2012年16.3%54.6%12.4%
2018年※14.0%48.3%11.2%
2021年11.5%44.5%8.6%
2024年11.0%44.7%6.7%
貧困率(%)。「子ども」は17歳以下の子どもの貧困率。出典: 厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」表11。ひとり親世帯・大人が二人以上の世帯は、子どもがいる現役世帯(世帯主が18〜64歳)の世帯員の貧困率。※2018年は新基準の値。

ひとり親の家庭に生まれる割合

同じ調査で、児童のいる世帯のうち「ひとり親と未婚の子のみの世帯」は、1986年の4.2%から2025年は6.8%に増えています。ゲームでは世代ごとの子ども時代の割合を使い、団塊の世代〜就職氷河期世代は約4%、ゆとり・さとり世代は約6%、Z世代は約7%の確率で、ひとり親の家庭に生まれます。

ひとり親の家庭は、半分前後が相対的貧困です。ゲームでもまずひとり親かどうかを決め、ひとり親なら上の表の「大人が一人」の貧困率で、そうでなければ全体の子どもの貧困率と合うように計算した割合で、貧困かどうかを決めます。その結果、Z世代の子どもの約14%が相対的貧困、ひとり親家庭の子どもの約50%が相対的貧困になります。

実家の経済状況が変えるもの

きょうだいと親の学歴

きょうだいの数は、なし20%・1人45%・2人28%・3人7%の割合で決め、団塊の世代と昭和30年代生まれは1人多くしています。親が大学を出ているかどうかは、実家の経済状況が上ほど高い確率で決まり、昭和の前半に生まれた世代では低めです。きょうだいが多いほど、相続は分け合って小さくなります。

実データこのページで使っている統計

  • 都道府県別人口(総務省「人口推計」令和6年)
  • 子どもの貧困率、ひとり親世帯の貧困率、ひとり親世帯の割合(厚生労働省「国民生活基礎調査」2025年)
  • 都道府県別の賃金水準(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年)

仮定出典のない値

  • 都道府県の所得水準で実家の位置を傾ける強さ
  • 1985年より前に子ども時代を過ごした世代に1985〜86年の値を当てること
  • ひとり親世帯の割合を子どもの割合とみなすこと(三世代同居のひとり親は含まれない)
  • きょうだいの数の分布、親の学歴の確率、奨学金・援助・相続の金額、健康・学力・寿命の差

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