学校に行く、やめる
15歳で高校を選び、18歳で大学・専門学校・就職のどれかに進みます。大学のあとは大学院、博士課程へ進む人もいます。そして在学中には、毎年一定の割合で学校をやめる人がいます。ゲームはこれらを、文部科学省の統計に合う確率で動かしています。
大学に進むかどうかを決めるもの
大学進学の起こりやすさは、次の掛け算で決まります。
- 都道府県: 文部科学省「学校基本統計」(令和4年度、過年度卒を含む)の都道府県別の大学進学率。
- 性別と世代: 同じく文部科学省の資料で、大学進学率は男性59.7%・女性53.4%。昭和50年は男性41.0%・女性12.7%と、女性の進学は近年まで大きく低かったことを反映しています。
- 実家の経済状況と学力: 実家の位置が下がるほど、学力が低いほど、進学しにくくなります(強さは仮定)。
- 高校の種類: 普通科、専門・職業系、定時制・通信制で進学しやすさが変わります。
地方に生まれた人は、東京の大学へ出るかどうかも分かれ道になります。地元を出て東京都の大学に進む人の割合は、学校基本統計の都道府県別・出身地域別入学者数をもとにしています。埼玉・千葉・神奈川では4〜5割、近畿ではほぼ5%未満、九州の多くの県では1割未満です(グラフからの読み取りで±2〜3ポイントの誤差があります)。
大学院・博士課程に進む割合
学部卒業後に大学院(修士)へ進む割合は、理系の男性42%・理系の女性32%、文系の男性6%・女性4%、医療系7%、教育系8%を基準にし、古い世代ほど低くしています。修士修了後に博士課程へ進むのは、理系・医療系で10%、文系で3%です。博士号を取ったあとは、大学・研究機関(35%)、企業(50%)、その他(15%)に分かれます。研究職ははじめ任期付き(ポスドク)で、6年後に常勤になれる人を4割としています。これらの割合はいずれも仮定です。
中退する割合
在学中に学校をやめる人の割合は、文部科学省の調査の「1年あたりの中退率」を在学年数ぶん重ねて使っています。
| 学校 | 1年の中退率 | 在学中に中退(ゲーム) |
|---|---|---|
| 高校(3年) | 1.4% | 約4.1% |
| 大学(4年) | 2.04% | 約7.9% |
| 短大(2年)・専門学校 | 3.95% | 約7.7% |
| 大学院 修士(2年) | 2.60% | 約5.1% |
| 大学院 博士(3年) | 3.49% | 約10% |
中退の理由も統計の内訳から選びます。大学等では、転学・進路変更22.0%、学生生活への不適応・修学意欲の低下16.5%、就職・起業14.4%、経済的困窮13.6%、学力不振7.3%、精神疾患6.6%、病気・けが4.1%です。高校では、進路変更41.3%、学校生活・学業への不適応34.2%、学業不振6.8%です。
中退の場面では「踏みとどまって続ける」を選ぶこともできます。「おまかせ」では統計どおりの割合で中退します。中退すると最終学歴は一つ前の段階(大学なら高卒)になり、借りた奨学金は在学した年数分の返済が残ります。大学を「別の道に進みたい」理由でやめた場合は、専門学校に入り直します(仮定)。
学歴が変えるもの
最終学歴は、賃金・正社員になれる確率・就ける業界に影響します。学歴別の賃金は仕事と賃金のページで紹介しています。
実データこのページで使っている統計
- 都道府県別の大学進学率と男女差(文部科学省「学校基本統計」令和4年度ほか)
- 東京都の大学へ進む人の割合(同、都道府県別・出身地域別入学者数)
- 高校・大学・短大・大学院の中退率と理由の内訳(文部科学省の各調査)
仮定出典のない値
- 実家の経済状況・学力による進学しやすさの差、中退しやすさの差
- 大学院・博士課程への進学率、博士後の進路、ポスドクが常勤になる確率
- 専門学校の中退率に短大の値を使うこと、中退率が世代で変わらないこと
- 中学卒の賃金に高校卒の値を使うこと(中学卒の賃金は未取り込み)
関連: どこに、どんな家庭に生まれるか / 仕事と賃金
次の解説: 仕事と賃金