貯蓄と運用
働いて得た手取りから生活費を払い、残りが貯蓄になります。貯蓄は預金や株などに置かれ、物価と運用の成績によって増えたり減ったりします。ゲームの金額はすべて、物価上昇を除いた「いまの価値」で表しています。
実際の世帯はどれくらい貯めているか
総務省「家計調査 貯蓄・負債編」(2025年平均、二人以上の世帯)では、貯蓄現在高の平均は2,059万円、中央値は1,264万円でした。平均は一部の多く持つ世帯に引き上げられるので、真ん中の世帯はおよそ1,300万円です。
| 世帯主の年齢 | 貯蓄(実際) | ゲーム(既婚・平均) |
|---|---|---|
| 40歳未満 | 994万円 | 962万円(35歳) |
| 40〜49歳 | 1,381万円 | 1,573万円(45歳) |
| 50〜59歳 | 1,756万円 | 1,845万円(55歳) |
| 60〜69歳 | 2,843万円 | 2,915万円(65歳) |
| 70歳以上 | 2,471万円 | 2,249万円(75歳) |
手取り・消費・黒字
同じ家計調査の家計収支編(2025年)では、二人以上の世帯のうち働いている世帯の手取り(可処分所得)は月53.2万円、消費支出は月34.6万円でした。手取りのうち消費に使った割合(平均消費性向)は65.0%、残りの黒字は月18.6万円(35.0%)です。
ゲームでは、働いている年の生活費が手取りの65%を下回らないようにしています。ただ、家計調査の黒字をそのまま積み上げると、実際の貯蓄残高の2倍以上になります。黒字の一部は、車や家電の買い替え、住まいの頭金、子どもや親への援助、冠婚葬祭などで後から取り崩されるためです。そこでゲームでは、黒字のうち一部は貯蓄として残らないとし、その割合を40歳未満15%、教育費が重なる40代65%、50歳以上55%としています。結婚していない人は、生活費の割合が高くなりやすいことから20ポイント上乗せしています。これで上の表の年齢別の貯蓄に近づけています(これらの割合は統計に合わせた調整値で、出典はありません)。
単身の人は、金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」(2024年)で、60代の単身世帯の金融資産は平均1,679万円・中央値350万円(持っていない世帯27.7%を含む)です。ゲームの65歳で結婚していない人は平均約1,470万円・中央値約1,030万円・0円の人が約25%で、平均は近いものの、中央値はまだ多めに出ています。
運用の4つの置き方
32歳で、貯蓄の置き方を選びます。何も選ばない場合は、家計調査の貯蓄の内訳をもとに、有価証券を約2割、保険を約2割、残りを預金として持ちます。
| 置き方 | 中身 | 値動き |
|---|---|---|
| 預貯金を中心に持つ | 株5%、残りは預金など | ほぼ安全。物価に負けて少しずつ目減り |
| 株と債券を半々にしたファンド | 株30%・債券30% | 中くらい |
| 株式に投資する | 株70% | 年に±14%ほどぶれ、暴落する年もある |
| 不動産に投資する(REITや賃貸) | 不動産50%・株10% | 中程度 |
預金の金利は、日本政策金融公庫「経済・金融データ集」の定期預金(1年)0.45%、物価上昇は1.8%です。株は名目で年5%(ぶれ14%)、債券は1.5%(ぶれ4%)、不動産は4%(ぶれ10%、株と少し連動)を期待収益としています。運用の期待収益とぶれは出典のない仮定で、長期の実績を参考に置いた値です。50歳で資産が1,500万円以上あれば、運用を見直す場面があります。
なお、結果画面のグラフでは、運用による毎年の値動きで線が読みにくくならないよう、純資産の線を前後1年を含む3年の平均でならして描いています。
実データこのページで使っている統計
- 年齢別の貯蓄現在高、平均と中央値、貯蓄の内訳(総務省「家計調査 貯蓄・負債編」2025年)
- 手取り・消費支出・平均消費性向65.0%(総務省「家計調査 家計収支編」2025年)
- 60代の単身世帯の金融資産(金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」2024年)
- 定期預金金利0.45%、物価上昇率1.8%(日本政策金融公庫「経済・金融データ集」2026年9月号)
仮定出典のない値
- 黒字のうち貯蓄として残らない割合(年代別15〜65%、結婚していない人は20ポイント上乗せ)
- 単身世帯にも平均消費性向65%を当てること
- 株・債券・不動産・保険の期待収益とぶれ
- 「おまかせ」で選ばれる運用の置き方の割合
次の解説: 老後と年金